ちびっこチョロQ ニスモR34比較
NO.01スカイラインGT-R(R34)
05年6月発売 ノンスケール 価格315円(税込み)
タカラトミー ちびっこチョロQ リアルレーシングコレクション1
NO.41スカイラインレーシング(R34)
06年4月発売 ノンスケール 価格500円(税込み)
タカラトミー ちびっこチョロQ セレクション11
タカラトミー ちびっこチョロQ トランスポーターセット付属
NO.45スカイラインGT-Rレーシング
06年9月発売 ノンスケール 価格315円・1680円(税込み)
今回発売になったちびっこチョロQで、R34のバリエーションはさらに広がりました。カラー違いを含めると35種類となりますが、金型は今回で3種類となりました。そこで今回は一番バリエーションの多いR34の金型造形の進化について、ニスモカラーに絞ってもう少し深く掘り下げてみます。
●ちびっこチョロQ セレクション8
NO.01スカイラインGT-R(R34)
初期のセレクション1から登場した金型で、全部で24種類のバリエーションがあります。今回のはセレクション8の3カラーの内の一つ。NO.1のバリエーションは以下の通り。
GBAチョロQアドバンス2 黄色(購入者抽選プレゼント品)
セレクション1 帯入り赤・黄・青・緑、ペースカー赤・黄・青・緑
セレクション3 ワインレッド・赤
セレクション6 金・銀(レアアイテムメタル仕様)
セレクション8 赤・青・テストカー
ドラゴンキューブ1 パトカー・青メタリック
ドラゴンキューブ 金メッキ(スペシャル仕様)
チョロQEXPO 銀メッキ(ゲーム景品)
カプセルチョロQ1 赤・シルバー
ちびっこ警察24時 パトカー・覆面パトカー
セレクション8でカルソニックタイプと共に注目を与えたニスモカラー。今の基準で見ると辛いかもしれない。ボンネットは厚みが高く感じるし、ウイングの柱部分も間延びした感じです。しかしデビュー当時の2002年12月から頑張ってくれた金型には、敬意を表したい。
サイドウインドウにはミラーのモールドがある。これはNO.1のみ再現されている貴重な部分。
ホイールが旧車タイプなのは悔やまれる。
●ちびっこチョロQ リアルレーシングコレクション1
NO.41スカイラインレーシング(R34)
2006年4月に発売。ボンネット造形や細かなスポンサーロゴ、レーシングカラーがバランスよく再現された。NO.41のバリエーションは以下の通り。
リアルレーシングコレクション1 ザナビーニスモGT-R
モチュールピットワークニスモGT-R
カルソニックインパルGT-R
セレクション10 テストカー(シークレット)
2003年のザナビーニスモGT-Rをモデル化。
新規金型で登場したNO.41は、ボンネットのモールドや端整なマスク、迫力を増したフェンダーに細やかなタンポなどで我々を驚かせた衝撃のシリーズ。カラーリングでは、フロントライトやバンパーの塗り分けや、nismoのタンポの小ささが目を引いた。
サイドから見るとより力強くシャープになった印象です。シリーズ中、一番フロントが低く造形されています。ホイールは5本スポークを使用。
オマケショット。シリーズ10のシークレットと。どちらも同じ金型を使用している。
●ちびっこチョロQ セレクション11
NO.45スカイラインGT-Rレーシング
NO.45はこのシリーズで初めてのリリース。バリエーションは以下の通り。
セレクション11 ニスモカラー
テストカー
白
リアルレーシングコレクション2 ペンゾイルニスモGT-R
ロックタイトゼクセルGT-R
カストロールニスモGT-R
トランスポーターセット カストロールピットワークGT-R
リアルレーシングシリーズ2と同金型のブラインド販売モデル。カラーリングはリアルレーシングシリーズに引けを取らない見事な出来。スポンサーロゴのタンポは省略されているが、2002年シェイクダウン時のモデルとして見れば、立派な再現版と言えるのではないでしょうか?
フロントフェンダーの盛り上がりは見られず、リアフェンダーの張り出しはおとなしめです。リアルレーシング1より、ややくすんだ印象の赤を使用しています。
サイドから見ると、おとなしい中に力強さが出ています。ゼッケン入りなのも嬉しいポイント。
ホイールはリアルレーシングと同様の黒5本スポーク。
●ちびっこチョロQ トランスポーターセット付属
NO.45スカイラインGT-Rレーシング
2002年のカストロールピットワークGT-Rをモデル化。このカラーリングでは、おそらくSTDサイズでも記憶がない初めてのリリースではないだろうか?
セレクション11とは緻密さで一歩抜きん出たリアルレーシングシリーズの仕上げが施されている。この出来を見ると、トランスポーターセットを売りたくて付属させたのかと勘ぐりたくなる出来の良さです。天井とボンネットにcastrolロゴの追加が目を引く。
サイドも追加タンポの目白押し。しかしホイールがスモークメッキに変わっており、高級感で他のシリーズを一歩リードしている。
NO.45の両車の比較。違いは一目瞭然なのが分かります。
[NO.41とNO.45の比較]
ボンネット形状。エアスクープの造形が、一目で分かるポイントだが、ライトの角度も微妙に違う。全く別物であるのがお分かり頂けるでしょうか?
前後フェンダー。フロントタイヤハウスが盛り上った41に比べて、ややフラットな45。逆にリアフェンダーは大きく上に取ったため上部がフラットな41に対して、45は丸みを帯びたデザインになっている。41はドアノブ部分の窪みも再現されている。
後部比較。
NO.41は柔らかな曲線を描いたフラットなウイング。リアウインドにはPOTENZA RE-01のタンポが。写真では見えないが、ガラス面はの下に2つのスクープ?らしきモールドがある。
NO.45はややキツメな曲線の、二段ウイング。リアウインドにスクープ?らしきモールドがあるのが確認できるでしょうか?
セレクション5のケンメリレーシングの登場以来、ちびっこはリアルタイプ路線を歩むようになったが、セレクション8のリーボックR32GT-R以降明らかにその質を向上させていった。そしてこのNO.45に到ってセレクションはリアルレーシングシリーズの簡易版ともいえる「準リアル路線」を目指すといった、一定の方向性が見えてきたようです。
それでは、セレクション1からシリーズを引っ張ってきた、NO.1に敬意を表して…
by eipon2005 | 2006-09-19 23:22 | Choro-Q